赤ちゃんは、2〜3時間毎におっぱいを飲みます。外出する際は、なるべくおなかをいっぱいにしてあげて出かけます。そして外出先では、常に時間を気にしながら行動します。それでも赤ちゃんは、こちらが思わぬタイミングで、突然おっぱいを欲して泣き出すこともあります。
どこかに授乳室ないかな・・・
百貨店や大きな施設には授乳室があったりします。というか、そういうところにしかないのです。泣きわめく赤ちゃんを必死にあやしながら、百貨店(などの施設)に駆け込みます。授乳室は6Fのベビー用品売り場にあるようです。エレベーターの↑を押して待ちますが、こういう時に限ってなかなか来ない・・・「早く!早く!」その間も赤ちゃんは泣いています。
やっとの思いで6Fの授乳室に着きます。しかし、授乳室は満室・・・!順番を待って、ようやく赤ちゃんにおっぱいをあげられるのです。赤ちゃんが、乳首に吸い付き、おいしそうにおっぱいを飲んでいるのを見るとホッとします。
しかしそれもつかの間、向こうの方から、おなかを空かせたよその赤ちゃんの泣き声が聞こえてきます。そうすると、急がないと!という気持ちになります。ゆっくり飲ませてあげたいけれど、よその赤ちゃんのことを思うとゆっくりするのも悪い気がして、焦っておっぱいをやります。
もちろん、百貨店や施設によって授乳室の数や広さなどは違うでしょう。しかし私の経験では、一施設一箇所あるかどうか・・・という程度です。こんなに大きな施設なのに、一箇所にしかないなんて・・・
授乳室が足りない社会は、不便なだけでなく、とてもさみしい社会です。赤ちゃんに優しくない社会は、かなしい社会です。
もしもの話・・・
ここに一脚の椅子とパーテーションがあれば、赤ちゃんにおっぱいをあげられます。赤ちゃんは泣かなくていいし、お母さんは赤ちゃんを抱いて必死に授乳室に急ぐ必要もありません。赤ちゃんはゆっくりおっぱいを飲むことができます。
気がかりが減るので、お母さんはアクティブに外出できます。用事をスムーズに済ませられるし、ショッピングなどを楽しめることで気分転換ができます。赤ちゃんは、色々な場所へ連れて行ってもらうことができる分、色々なことを吸収し学ぶことができます。外出は、赤ちゃんにとっても良いことなのです。
もっと授乳室があったらな・・・作れないかな・・・
しかし、授乳できる施設を作るには、場所、物件、管理などの問題があり、たくさんのお金が必要になります。残念ながら、私だけの力では、実現はなかなか難しいです。
そこで・・・
『どこでもミルクプロジェクト』
「どこでもミルク」プロジェクトは、アパレル洋品店の試着室を、授乳室として使わせてもらおう!という活動です。試着室は、授乳室としても充分なスペースなのです。
一から施設を作るのは難しくても、アパレル洋品店の試着室をお借りすれば、街にいくつもの授乳室ができるのです。
さらに、赤ちゃんとお母さんだけでなく、アパレル洋品店さんにとっても、集客や売上、イメージアップに繋がるというメリットがあります。
「どこでもミルク」は、みんなが笑顔になれる、そんなプロジェクトです。